森が海を育てるメカニズム:鉄循環が結ぶ山と海

🌲ひとことで言うと:山の森が作った栄養が川を通って海に届くことで、海藻が育つ。ダムがその流れを止めちゃったから、Phycaは人工的に栄養を届けているんだよ。

森林の腐植層でフルボ酸と結合した有機態鉄は河川を通じて海へ運ばれ、沿岸の海藻を支える。ダム建設・山林管理放棄がこの流れを断ち、磯焼けの遠因に。

BCM(深澤文夫氏)がフルボ酸鉄に着目した原点がここだ。自然供給を人工的に再現・補給するのがフルボ酸鉄徐放ブロックの発想。NEDOプロジェクト78.6%成功率がこの模倣技術の有効性を示す。

  • 健全な森林:年間数十kg/haの有機態鉄を海へ供給
  • ダム・護岸工事:鉄分の海への流入を遮断
  • 徐放ブロック:失われた自然供給を人工的に補完

Phycaは陸と海をつなぐ物質循環の再生という根本課題に取り組んでいる。

流域スケール鉄循環の地球化学

鉄の流域循環プロセス:①岩石風化でFe²⁺溶出→②森林土壌でフルボ酸がFe³⁺をキレート化(ポドゾル化)→③渓流輸送でフルボ酸-Fe錯体として沿岸へ(河川DOC平均3〜8 mgC/L)→④沿岸利用で藻類がトランスフェリン様受容体でFe錯体を取込み光合成に使用。

  • ダムによるフルボ酸-Fe輸送量:下流で最大90%カット(田中ら、Limnology, 2014)
  • 海岸から50km以内の流域森林管理状態が藻場鉄濃度と有意に相関(r²=0.67)

Phycaは藻場造成の上流対策として流域の腐植土保全と藻場再生を統合した「集水域-藻場連携型ブルーカーボン事業」を自治体向けに提案。都道府県・農水省・国交省の縦割り予算を横串にする政策的訴求力を持つ。

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