
代表挨拶
私は一人の地球人です。
私たち人類は、生命の起源から連綿と受け継がれてきた生命体の一種であり、先人たちが積み上げてきた文明の恩恵の上に立っています。私たちが現在享受している命や社会は、決して当たり前の存在ではありません。過去の人々が必死で紡いできた、幾重もの挑戦と奇跡の結晶です。
私たちPhycaは、この恩恵をただ享受するだけでなく、次代へ繋ぐ強烈な責務に身体が勝手に動いた者たちのチャレンジャーです。世代や分野の垣根を越え、地球への愛と科学技術を原動力として、真っ直ぐに挑戦し続けるプロフェッショナル集団として集結しました。
現在、地球規模で進行する「磯焼け(海の砂漠化)」は、漁業資源の枯渇とCO2吸収源の喪失を招く深刻な課題です。世界を俯瞰すれば、人口増加や生活水準の向上に伴う資源枯渇・環境問題が自明の理として突きつけられています。翻って日本国内においても、食料自給率の低下や一次産業の後継者不足は、社会の存続を揺るがす深刻な事態です。
一方で、ミクロな現場に目を向けると、そこには確かな希望が存在します。国宝級の情熱と技術を持つ作り手、世界に誇る生産物や生産体制、長い年月で培われた優れた経験や勘といった暗黙知。これら高付加価値な土台となる要素が各地に存在しています。しかし、それらはまだ小規模経営や地域ごとに分断されており、世界からは見えない形で後継者不足などの要因で消滅の危機に瀕しているのが現実です。
当社は、これらの社会課題に対し、非科学的な感情論ではなく、客観的かつ合理的なアプローチで解決を図るために設立されました。分断された価値を全国から一つ一つ見つけ出し、科学的思考によって形式知化する。それらを最適に組み合わせ、最先端のテクノロジーを駆使して世界へ届けるシステムを構築し、多様な生物たちが生き生きと暮らせる海や陸を育てていきます。
社名「Phyca」は、海藻を研究する「Phycology(藻類学)」と、陸の「Agriculture(農業)」および「Carbon(炭素)」を組み合わせたものです。これは、海と陸をつなぎ、環境再生を次世代の成長産業へと昇華させる当社の事業構造そのものを表しています。環境保全を単なるコストやCSR活動にとどめず、経済合理性を伴う事業として成立させること。それが私たちの信念です。
社会を変えるのは、安全圏を抜け出して泥臭く挑み続ける情熱です。私たちの挑戦によって、次世代の人類が安心して、美味しく、健康に暮らせるための強固な礎となることができたなら、起業家としてこれ以上の喜びはありません。
海と大地の循環をアップデートし、次世代の生物が豊かに生きるための基盤を共に創り上げていきましょう。
Earthとともにあれ。
