
会社概要
| 会社名 | Phyca(ファイカ)株式会社 |
|---|---|
| 英文社名 | Phyca Co., Ltd. |
| 法人番号 | 2011001176165 |
| 代表取締役CEO | 堀木 遼 |
| 上級執行役員 | 深澤 文夫 |
| 設立 | 2026年3月23日 |
| 資本金 | 100万円 |
| 事業年度 | 毎年2月1日から翌年1月31日まで |
| 所在地 | 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿四丁目11番7号 |
| 事業内容 |
|
| 2003年 | 北海道増毛町・岩手県大槌町にて水槽内・海中沈設による藻場再生の基礎実証実験を開始 |
|---|---|
| 2004年 | 東京大学名誉教授 定方正毅氏、新日本製鉄(現日本製鉄)、西松建設、エコ・グリーン、五洋建設、いであ等との協力のもと「海の緑化研究会」設立。深澤文夫氏が設立当初より研究活動に参加 |
| 2005〜2007年 | 北海道アワビセンターでのフルボ酸実験、三宅島でのフルボ酸鉄溶出ユニット製作、長崎県大村市・北海道奥尻町での海中実験を実施 |
| 2008年 | 工学博士 豊田高司氏(元建設省技監)の提言を受け、ダム湖底堆積物中のフルボ酸鉄に関する研究組織「ダムフルボ酸鉄研究会」を設立。深澤氏が常務理事に就任 |
| 2008〜2010年 | NEDO国家プロジェクトとして全国6地点14海域でフルボ酸鉄徐放型ブロックの実証実験を実施(助成事業総費用2億1,400万円)。長崎県対馬・北海道せたな・新潟県佐渡・東京都三宅島・伊豆大島等で、11海域(78.6%)で藻場再生効果を確認 |
| 2015年 | 深澤氏が株式会社BCMを設立。鉄鋼スラグ水和固化体(人工石)の用途開発とJFEスチール株式会社との業務委託契約を締結 |
| 2016年 | 農林水産業活性化構想研究会に加盟。先進的なスマート農業技術の研究を開始 |
| 2017〜2018年 | JFEスチールより着生プレート製作委託、スラグブロック試作品製造を受託。千葉県館山市にて製造体制を構築 |
| 2019年 | 伊豆大島・差木地漁港にてアクティブ漁礁・藻礁の3年計画実証実験を開始。TOKYOイチオシ応援事業助成金を受け、「海の牧場」のための海藻着生基盤の製品化で東京都知事の認定を受ける |
| 2022年 | 伊豆大島差木地実証でフルボ酸鉄有りブロックが海藻被度90%を達成。アントクメ28本(最大30cm)、魚類12種以上、フクトコブシ(アワビ類)の生息を確認。千葉県大原漁港での藻場調査も開始。第7回事業再構築補助金採択 |
| 2026年3月 | Phyca株式会社設立。堀木遼が代表取締役CEOに就任、深澤文夫が上級執行役員に就任。BCMが20年以上にわたり蓄積してきた全技術・知見・研究ネットワークをPhycaに移管し、事業基盤として継承 |
堀木 遼Ryo Horiki
平成元年東京都生まれ。2016年武蔵大学経済学部卒業。2015年に株式会社Kinoboを設立し、Webマーケティング・システム開発事業を展開。2022年よりシンガポール発のAIoT生搾りオレンジジュース自販機「IJOOZ」の日本法人代表取締役に就任し、全国1,860台の展開を主導。農産物とテクノロジーの接点で事業を成長させる中で、一次産業が持つ潜在的な付加価値と、テクノロジーによる変革の余地の大きさを確信する。さらに、沖縄のゆいまーる牧場・金城氏との出会いを通じて、和牛畜産の現場が抱える飼料・環境技術の課題と、海外市場への大きな可能性を目の当たりにした。
海と一次産業は、自身にとって原風景でもある。父の故郷である長崎県五島列島で小学3〜4年生の時期を過ごし、海で遊ぶ日々の中で豊かな自然環境を原体験として刻んだ。祖父は食肉の流通・小売業を営み、親戚は沖縄県伊江島で和牛の子牛を育てている。海と農畜産業が常に身近にある環境で育ち、一次産業の価値と課題を肌で知っていた。
藻場再生技術と一次産業の現場知見を数十年にわたり蓄積してきた深澤文夫氏(BCM)との出会いを経て、「先人が培ってきた技術と叡智」に「テクノロジーによるスケール」を掛け合わせることで、環境再生を持続可能な成長産業に変えられると確信。2026年3月、Phyca株式会社を設立。
日本の一次産業には、世界に誇る技術と叡智が蓄積されている。当社はその先人たちへの深いリスペクトを基本姿勢とし、彼らの知見にテクノロジーを実装することで、日本の食料自給率の向上と世界の食料・貧困問題の解決に貢献する一次産業の新たなかたちを創る。
深澤 文夫Fumio Fukazawa
株式会社BCM代表取締役。昭和54年頃より農林水産省草地試験場、家畜改良事業団、農用地開発公団(緑資源公団)等への資材販売を通じ、農林水産業界において40年以上にわたる人脈と情報網を構築。国土交通省、農林水産省、東京都をはじめとする行政機関との折衝実績を持ち、農林水産業活性化構想研究会の会員として先進的な農業技術の知見を蓄積している。
1990年から2018年まで三宅島に籍を置き、三宅島漁業協同組合の準組合員として漁船を所有し漁業に従事。三宅島観光協会理事を歴任し、三宅島産業再生研究会の事務局長として噴火災害からの復興に携わった。この間、砂防堰堤等の災害復旧事業における資機材供給や、プレキャストコンクリート製品・鉄鋼スラグの用途開発に関する技術ノウハウを確立。
海洋環境分野では、2004年に東京大学名誉教授 定方正毅氏、新日本製鉄(現日本製鉄)、西松建設と協力して設立された「海の緑化研究会」に設立当初から参加。2008年には「ダムフルボ酸鉄研究会」の設立に携わり、常務理事として磯焼け対策の事業化を推進してきた。一連の研究・実証実験により、海藻の生育に対するフルボ酸鉄の有効性と、ダム湖底堆積物が従来の人工腐植物質より数倍高濃度のフルボ酸鉄を含むことを確認。
2015年にBCMを設立し、JFEスチール株式会社と業務委託契約を結び、鉄鋼スラグ水和固化体(人工石)の用途開発と海洋工事への適用を推進。2018年より伊豆大島・差木地漁港にてアクティブ漁礁・藻礁の実証実験を開始し、「海の牧場」のための海藻着生基盤の製品化で東京都知事の認定(TOKYOイチオシ応援事業)を受けた。洋上風力発電事業者との漁業協調コンサルティングにも取り組み、「磯焼け海域を漁場にするための海藻着生基盤の開発と販売」をテーマとする経営革新計画の採択を受けている。
Phycaでは執行役員として、20年以上にわたり蓄積してきた藻場再生技術・行政ネットワーク・研究者コミュニティとの関係を事業の根幹に据える。