🧪ひとことで言うと:海がCO₂を吸いすぎて酸っぱくなってきている。海藻はCO₂を吸って酸っぱさを和らげるから、貝やサンゴを守る「盾」になるんだよ。
海水のpHは産業革命前の8.2から現在8.1に低下(水素イオン濃度26%増加)。貝類・サンゴの殻形成に致命的影響を与える。
海藻藻場は光合成でCO₂を吸収し周辺海水のpHを上昇させる局所的バッファーとして機能する。Phycaの藻場再生は炭素クレジット価値に加え、酸性化への生態系の盾でもある。
- 海洋pH:8.2→8.1(現在)→7.95(2100年予測)
- 藻場のpHバッファー:光合成CO₂消費で局所中和
- 伊豆大島:5種海藻確認・7ヶ月で海中林形成
炭酸系平衡と藻場の緩衝効果の定量
海水の炭酸系平衡:CO₂(aq) + H₂O ⇌ H₂CO₃ ⇌ H⁺ + HCO₃⁻ ⇌ 2H⁺ + CO₃²⁻
炭酸塩飽和度Ω = [Ca²⁺][CO₃²⁻] / Ksp。Ω<1で貝殻・サンゴが溶解。現在のΩ = 2.5(前産業革命比▲25%)、RCP8.5で2100年にΩ ≈ 1.0。
- 藻場の局所的pH緩衝:光合成活発な昼間に近傍海水のpHが+0.2〜0.5上昇(Burdett et al., Global Change Biology, 2012)
- 緩衝範囲:藻場から100〜200m半径内で有意な効果
- 二枚貝・ウニ:藻場内では酸性化の影響が有意に低く、生残率・殻形成が改善
Phycaはこの「炭素固定+酸性化防御」のダブルメリットをクレジット価格のプレミアム根拠としてTNFD対応企業に提示する。