🐄ひとことで言うと:牛のゲップには地球をあたためるガスが入っている。でもカギケノリという海藻をごはんに混ぜると、そのガスが37%も減るんだよ!
畜産業は世界のGHG排出の約14.5%を占める。PNAS(2024年)の牧場規模試験で、アスパラゴプシス給餌により放牧牛のメタン排出量37.7%削減を実証。有効成分ブロモホルムがルーメン内メタン生成酵素を阻害する。
- メタン削減:37.7%(PNAS 2024・和牛×アンガス24頭)
- 乾物比0.2〜0.5%の少量添加で効果
- 肉質への悪影響なし
Phycaは石垣島ゆいまーる牧場と連携し、和牛×アスパラゴプシスの環境プレミアムを輸出市場で訴求する構想を持つ。
実用化の三大課題と規制ロードマップ
①CHBr₃の安定性:揮発性が高く(沸点149.5℃)乾燥工程で20〜60%失活。冷凍スラリー(−20℃)またはβ-シクロデキストリン包接で活性維持を検討。②生産コスト:現状の養殖コスト乾燥重量$50〜200/kg。経済的に成立するには$5/kg以下が目標(FAO試算)。③食品安全:欧州EFSA・日本食品安全委員会でADI未設定。日本では飼料安全法第22条に基づく飼料添加物指定が必要。
- 和牛1頭あたりの年間メタン削減量≈0.5t-CO₂ × 7.5万円 = 37,500円/頭の環境価値
- 飼料コスト増(推定+5,000〜10,000円/頭/年)を環境プレミアムで回収可能な経済設計